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嘘つきパラドクス
「ルルーシュ・ランペルージは嘘吐きである」とルルーシュ・ランペルージは言った。さて嘘か真か?
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2008-05-01 [Thu]
仮面繋がりのアレで相当アホなすんごい一発ネタです。
原作も大好きです。
キャラ崩壊が当たり前です。



「覚悟するがいいご主人様、今日からこの私がみっちりとご奉仕してやろう!!!」

 なんて叫んで現れたのは、チューリップ型フルフェイス黒仮面に黒いマントに身体ぴっちりの黒いボディスーツ、そしてメイドさんがつけてるようなひらひらエプロンをつけた怪しい男だった。




仮面のメイドギアス
(笑うところ)





 枢木スザクはアッシュフォード学園に通っている高校二年生だ。因みに得意科目は体育、苦手科目は理数系と根っからの体育会系。本人曰く『平々凡々な一庶民』、しかしその名が示すとおり、彼の父は日本でも有数の財閥である枢木財閥の現当主・枢木玄武であり、いずれはスザクも父に続いてキョウト六家の一員として迎えられる事になっている。
 しかし、スザクはそんな自分の立場を嫌っていた。数年前事故で亡くなった母はおっとりとしてはいたが決して贅沢をする人ではなく、仕事に忙しく家にいない父よりもそんな母に影響されたスザクは、普通に学校を出て普通に会社に勤め普通にお嫁さんを貰って普通に子供を作って普通に年を取って普通に墓に入る、という、余りに所帯じみたというか庶民じみたというか、平凡な夢を抱いていた。
 この年でこの夢、と思われるかも知れないが、政治家の妻としてあれこれと苦労をする母の背中を見ていれば、嫌でもそうなるのかもしれない。
 という訳で、スザクは早々に家からドロップアウトしようとした。
 その手始めとして高等部に上がると同時に『世間を見る』という逃げ口上で一人暮らしを始めたものの、17年男子厨房に入らずを地で生きてきたスザクに家事の手腕がある訳も当然無い。
 見事に与えられた一軒家をごみ屋敷と変え、危うくワイドショーネタにされそうになったところを玄武の手配した二人のハウスメイドによってギリギリ助けられた、

 の、だが。

 片や、ほんわりとした笑顔に癒しの極意が秘められているとしか思えない、ミルクティ色のふわふわの髪と菫色の瞳が綺麗な、スカートのレースもエプロンのフリルも何もかもが可憐な美少女。

 片や、何がどうやったらそんなデザインを思いつくのかと思わせるつんつんとした攻撃的な仮面とマント、そして凹凸の見られない縦にひょろ長い身体にぴったりと張り付くボディスーツを纏い、唯一メイドの証明であるようにひらひらエプロンをつけた、変態仮面

 内心でドン引きしながらも父親に、庶民の生活にメイドは(いや、前者のメイドさんならいいかなーと思ったのは当然だろうが)必要ないと訴えても、最早決定事項であり、彼らを受け取らないなら家に連れ戻されるとなっては、流石のスザクも言葉を失わざるを得ない。
 しかもお目付け役を自称して従姉妹の神楽耶までやってきたから、さあ大変、である。

 こうして、枢木スザクの長くて短い一年が始まった。






仮面の下を見たスザクがルルに惚れちゃって云々なネタまで考えたけど面倒になってここで放置。
寧ろ誰か書いてくれ。
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