2008-09-29 [Mon]
予測していたとは言え、やはり悲しいですね。
でもそれ以上に、いくら天才であるとは言えこれだけの事をやってのけたルルーシュは本当に凄いと思います。
最初は、母親と妹のため。
次に、初めての友達と妹のため。
たった二人の人間の為に、ルルーシュは世界を壊す決意をした。
どんな暴虐を振るう事になろうと、ただただ、大切な人たちに優しい世界を与えたいという思いだけで。
ギアスを呪いといい続けたスザクが、ルルーシュとの対話(「ギアスは願いに似ていると思わないか?」)を経て「そのギアス、確かに受け取った!」と囁いた事が本当に嬉しかった。
うっすらと微笑みながら死に逝くルルーシュに「愛しています!」と叫んだナナリーが本当に嬉しかった。
全てを終えて、満足げに目を閉じる事が出来たルルーシュが、本当に本当に嬉しかった。
彼らに全てを背負わせてしまった世界は不愉快だし、利用されたと叫びながら利用していた扇たち黒の騎士団もむかつくと思ってしまうし、だけどあの子が安心して眠れたのなら、もう全ていいんだと思うのです。
谷口監督の描くアニメは、理不尽な部分が残る事が多いですね。
その筆頭がガン×ソードで、最終話から前三、四話位は、見てて地団太踏みたくなるくらいもどかしい、しかし根本的な意見のすれ違いだらけで、はっきり言って消化不良を起こしましたw
でも話全体で見ると、主人公側も敵側も首尾一貫とした思いの中で生きていて、この結果が当然なのだと思える程に纏まっている。
そして見終わった後は、面白かった、と喜べるアニメでした。
コードギアスは久しぶりに、心をわしづかみにされたアニメでした。
本当にありがとう。
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